14. 大村智 著 「人をつくる言葉」

ノーベル生理学・医学賞受賞の化学者が綴った本である。

研究者として、大村先生が大切にされてきた言葉、そして先生の人生に影響を与えた言葉が書かれており、その解説が加えられている。

以下のような言葉が綴られている。

・ストレスの多い人は、早口、速く歩く、仕事を断らない、休みを取らない、決定権を握りたがる、好き嫌いが多い、趣味を持たない。

・人としゃべるときは、何か言うことを持ち、それをしゃべり、言ってからは黙っておく。

・苦悩、苦痛は比較からくる。上下を見て一喜一憂するなかれ。

・誰にでもなんでも聞いている。恥ずることはない。

・不可能の反対語は可能ではなく、挑戦。

・最大の失敗は、失敗を自覚しないことだ。

・ほどほどに、脳に空間を設けるのが教育だ。

などなど。

教育、人生、仕事において、私の経験のなかで考えさせられることがあった。

挑戦し、フィードバックを行い、また次のステップに進む。トライ&エラーが重要であることを多くの先輩から聞く。先生も仰っているということは、非常に大切なことなのだろう。

セーフティーゾーンから一歩踏み出してみようと思った。