2. 朝日新聞社編集 「就職の基本がわかる」

学生(高校生,大学生等)はサービスを受ける側であり,未だ社会でモノを生み出しサービスを提供する側を経験した事がない.なので,学生生活の過ごし方や,就活に不安を抱くことは多いはず.

そこで,この雑誌は,

・会社で働くってどういうこと?

・教養科目等,教養を身に付ける価値とは?

・会社や,社会が求めているものとは?

・情報収集や書類提出等,就活に関するアドバイス

・どんな仕事があるか

などが丁寧かつ精神科医や企業人に意見と共にまとめられており,人生を左右するであろう就職のために有効な情報が得られる.

例えば,就活生ならよく耳にする「自己分析」で自分勝手に自分の性格を決めつけていないだろうか.ついつい,主観的な分析になりがちである.客観性の確保のため,分析結果を様々な立場の人に読んでもらうことや,友達の評価は甘くなること,過去は見ても反省してはいけない(落ち込むから)論理的に分析することの重要性等,様々なヒントを与えてくれる.

社会に出る前の心の持ち方なども,精神科医の意見が綴られており,読むだけで精神的にも安心するかもしれない.

不安を抱えている多くの学生は,学生生活の行動の指針になるのではないでしょうか.